屋久島らしい

「ひと月に35日雨が降る」などと形容される屋久島ですが、
私が屋久島に越して来てからのこの二ヶ月は、本当に数えるぐらいしか雨の日がなく、
常に激しい雨に見舞われるのを覚悟してきた割に拍子抜けでしたが、
ここのところ、ようやく雨降りの日が増えてきました。
雨が降ると、屋久島に住む人も観光客も「屋久島らしい」とよく表現します。

雨が降った後の息をのむほど美しい森や、あっという間に増水してものすごい勢いでごうごうと流れる沢。
また、頭のてっぺんからつま先まで、カッパの上から雨水が入って来てずぶ濡れの森歩きだったり、ワイパーも効かない程の突然の土砂降り、
などなど、噂に聞いていた「屋久島らしい」経験を着々と積み重ねています。
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今日は私は山の仕事はお休みだったので、
朝、簡単な天気予報(晴れマーク)と空の様子(太陽バッチリ出ていて暑い)をチェックして、洗濯をして、外に干しました。

昼からの事務仕事をしにオフィスへ向かって、太陽が照りつける中、原付に乗り数分走ると、

え・・・?山の上の方を黒い雲が覆っている・・・。

見なかったことにしてそのまま走っていると、さっきまで真夏のように暑かった空気が
なんだかヒンヤリとしてきました。

え、え、え・・・?

山の雲はどんどん垂れ込めて来る。
山の稜線が目印になって、どんどん雲が垂れ込めるのがはっきりわかるのです。
垂れ込める、という言葉がこんなにもリアルに現れているのを私は初めて見た気がします。
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そして、数時間後の今現在。
土砂降りです。
かなりの土砂降り。
屋久島らしいです。

いまごろ家の洗濯物は、すっかりずぶ濡れでしょう。
帰りもカッパなしで原付です。とほほ。

雨の多いここ屋久島では、先の天気を読めるということはガイドとして必須です。
読み間違えば思わぬ事故にもつながりかねません。

今、前線って何?の初歩レベルから、改めて天気の事を勉強中です。
空気がどんな動きをすると天気にどんな変化が生まれるのか。
気圧の事、雲の形、生き物の様子・・・。
全部全部をつぶさに見てその関係を感じながら、
そして、こうして実際に痛い思いをしながら、
人は自然とともに生きて行く力を掴んでいくんだな〜としみじみ。

間もなく梅雨入りもしそうです。
「一ヶ月丸ごと雨ばかりで、家の中のものが全部カビだらけになるよ。」といろんな人に脅されています。
そんな経験も、季節がめぐると共にひとつひとつ積み重ねられて行く事がとても楽しみです。

そして。
これを書いているうちに、また晴れて来たではありませんか・・・。

屋久島・・・。
あー、本当におもしろいところです。全く予想がつきません。
ほんと、屋久島らしいです。
by office-manatsu | 2009-06-06 15:01 | 旧スタッフ
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