稲刈りとトンボ。

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先日、友だちの田んぼで稲刈りのお手伝いをしてきました。
屋久島では普通、稲刈りは台風シーズンに入る前の7月頃行われますが、この友だちの田んぼは稲も台風の被害に強い背丈の低い品種だそう。
10月に入ったぐらいから、稲刈りはそろそろか、そろそろか、と天気予報と相談していましたが、心配した先日の台風にも耐え、やっと決行が決定。

カマを手に一束一束稲を刈りながら手元を注意深く見ると、稲の切り口の美しさや雑草のたくましさ、そこに生きる小さな虫たちの世界が見えて来ます。
そして手を休めふと体を起こし、秋晴れの空を見上げると、モズが木のてっぺんに止まって私たちの様子を上から眺めているようです。

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そんな中、友だちの一人が手の先に光るものを乗せてこちらにやって来ました。
近づいてみると、羽化したばかりのトンボです。
生まれたての羽根は、全く曇りも傷もなくピカピカと光り、まだ少し湿っているようです。
人が近づいても全く逃げる様子もなく、飛べるようになるまで恐る恐るそこにいるしかない、という感じでした。
こんな機会はめったにないので、しげしげと観察させてもらいました。
羽根の肩のところの黄緑色の短いライン、しっぽの横に交互に記された謎の暗号●&▲、ヴィヴィッドでありながら繊細な配色、等々、こんなにも小さな世界にこれだけの凝ったデザインが施されていることに、ただただ驚くばかりです。
このトンボ、ギンヤンマと思われますが、家に帰って図鑑を見てみると、微妙に違うような??屋久島固有種????
昆虫の世界も植物の世界も、ラインがあるなしとか、短い毛があるなしとか、本当に些細なデザインの違いで、数限りなく種がありますが、その違いはデザインだけでなく、それぞれに対応する生き方の違いもあるのでしょう。
地球上にこれだけの命のバリエーションが用意されて、お互いに関係し合っているこの世界は、なんとワンダフル!
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by office-manatsu | 2009-10-15 09:59 | 旧スタッフ
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