しつこいですが引っ越しの話

今月、私が平内という集落から尾之間へ引っ越しをした話は
このブログで数回お話しましたが、まだ懲りず、また引っ越しの話をします。

これまで住んでいた平内の家を私はとても気に入っていて
広さも造りも本当に大好きでした。
障子や畳やお仏壇を置くスペース、床の間、備え付けの引き出し、
かわいいタイルが貼ってあるお風呂。
それから、朝、起きてから障子を開けるとちょうど朝の光が入ってくることも
大好きで大切な時間でした。

でも。
引っ越しするに当たって少しずつ荷物を片付けていき、
最後の夜にはもう物がほとんどない状態になった時。
そうすると不思議なもので、あんなに大好きで落ち着いた家が
なんだか誰か知らない人の家のような、そわそわするような
それまでの家とは違う家のようでした。

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そして引っ越し後、写真のようなはちゃめちゃな部屋(新居)で数日過ごすことになり
それはそれは帰るのが嫌になったのですが(今はだいぶ片づいています・・・)
この今回の引っ越しを通して、「家・帰る場所」というものが私の中でどれだけ大切な存在なのかということをつくづく思い知らされました。

どれだけ良い条件が揃っていて好きな間取りでも、そこに自分が落ち着く空間がなければ、それはただの「場所」で、「箱」なのではないかと思います。
自分の好きなものが好きな場所に並べられていて、それに囲まれながら寝る場所があるということは、当たり前のようでいて実はそれがとても支えになっているのだと感じました。

少し話は変わりますが、屋久島に来た頃、自分の家へ帰る途中に見かける
各家からの暖かい明かりを見てホームシックになったものですが、
その明かりを「暖かい」と感じるのは、そこから連想する「おかえりと言ってくれる家族」
「皆で食べる晩ご飯」「寒いところから帰ってきた時の部屋の中の暖かさ」
・・・などなどがあるからなのだと思います。

「家」「帰る場所」
当たり前のようにいつもそこにある存在に、改めて感謝するきっかけになった
引っ越しでした。
by office-manatsu | 2006-04-04 16:54 | 旧スタッフ
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