雨の森もとてもきれいです。

先日、早くも台風1号が発生しましたが、その台風の影響もあって
前線がしつこく停滞しています。ここ数日、屋久島の天気予報は曇り+雨。

一昨日の晩はひどく降ったようで、昨日の縄文杉日帰りトレッキングでは
荒川登山口までの道でいつもはないはずの小さな滝が所々に出来ているわ、
荒川ダムの水量は普段の何倍だわ、そして、荒川は濁流でした!

スタートしてからもその実感は続き、トロッコ道も枕木の間は水たまりに
なっていて、歩くのに一苦労でした。「山靴は防水だから大丈夫っ♪」と
気にせずにジャバジャバ歩いていると、途中からなんだか足下がジンワリ・・。
そうです、調子に乗って水たまりの中も気にせず歩いたので、少しずつ
水が浸水してきたのです。帰る頃には私の足はふやけて真っ白でした。

でも、昨日は9時頃には雨もあがり、なんと晴れ間が見えてきたのです。
雨上がりの苔を見る時のあの感動は、何回味わっても飽きることはありません。
そして、雨で濡れた植物たちを木漏れ日が射すあの瞬間。
キラキラしていて最高にきれいです。静かなきれいな音が聞こえてきそうな
皆、喜んで笑っているような、そんな感覚になります。
木漏れ日が射すのは、瞬間的なので、「あっ」と思った瞬間には
もう消えていたりもします。一瞬だからよけいにその一瞬に
こころを奪われるのかもしれません。

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 先週、太忠岳へ行った時、その時も天気予報は雨で、降水確率は90%でした。でも、幸い雨はスタートの時だけで、あとはカッパもいりませんでした。その時の森はもやがかかっていて、これまたなんとも言えない感覚を味わいました。

 ヤクスギランドの蛇紋杉を越えた辺り、小花山の森で見たあのもやの風景は杉の根元に江戸時代の人々がちょっと休憩をしているのではないか、ともう少しのぞき込んだらその人と目が合うのではないか、とそんな感覚になりました。

c0061008_1761999.jpg 天気予報で雨マークを見ると憂鬱になったり、「雨の多い島」と言われる屋久島でこの梅雨間近の季節は出来れば避けたいと言われる方が多いですが、この雨上がりの光の瞬間や、もやがかかった幻想的な風景は雨が降っているからこそ、その時だからこその風景だと思います。

雨の森もまたとてもいいものですよ。


帰ってから、温泉でさらに足をふやけさせた彩子でした。
by office-manatsu | 2006-05-18 17:19 | 旧スタッフ
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