初雪です!
こんにちは。ひろこです。
12/4-5と花山の登山道整備に行ってきましたのご報告。 前日まで、知人の子供たちと一緒になって里の川で泳いでいたのに、 この日は今年一番の冷え込みとの予報でとても寒い日だった。 晴れとの天気予報を見事に裏切って、朝からしとしとと冷たい雨が降っていた。 カッパを装着して、ナタとノコを腰から下げて、大きな1泊用のザックを背負い、 標高500メートルの花山登山道入口をスタート。 風が冷たいので、雨が痛い。 整備のため立ち止って登山道に突き出た枝を払ったり、石を集めて道に埋め込んだり していると、手も足もしばれてきて思うように動けない。 標高1200メートルを過ぎた辺りから、カッパにあたる雨の音が変わった。 見ると雪ではないか!!! 前日宮の浦岳に登った友人がササは凍っていたけれど、雪はつもっていなかったとのことだったので、私たちは今年の初雪を歩く事になった。こんなに寒い事態になろうとは、想像もしていなかったので、正直焦った。標高1400メートル辺りから雪はすでにつもっていて、10センチくらいになっていた。樹々には昨日からの濃霧が凍ったのか樹氷がついていた。 エビのしっぽと呼ばれる樹氷の固まりが枝にぶら下がっているのも見えた。 標高1600メートルの鹿の沢小屋に1泊。途中から靴に雪が沁みてきて、足の感覚がなくなっていた。もはや、寒いと言うか、痛いという感じ。うーやっぱり私は寒いのが苦手。標高が上がるにつれて、のぼりにも関わらず上着をどんどん着ていって小屋では7枚の長袖を着ていた。寒くて寝た気がしなかった。せめてもの救いは、小屋で作った焼き芋と芋煮が本当においしかったこと。 次の日もマイナス2度くらい。 昨日の雪が凍っていた。刈り払いや木で階段を作りながら登山道を降りていくと、みるみる雪は溶けてきて、雨のようにぼたぼたと私たちの下に落ちるので、ものすごく濡れた。 どんどん標高を下げていくと、面白いように雪が消えていく。だんだん着込んでいた上着を脱いで、標高1200メートル地点ではもう雪はすっかりとなくなっていた。 気温も上がり、花山登山道入り口に着く頃には半袖でも大丈夫なくらいまでになっていた。 一体あの雪は・・・・まるで幻の出来事のようだった。 樹々は、凍てつく中、じっと耐えていた。 新芽のつぼみも葉も枝もすべて氷でコーティングされてしまって時が止まってしまった かのような静かな世界が広がっていた。こんな風に森は冬を越さなくてはいけないのか、 と間近で樹々の沈黙を見ると「寒い、痛い」とギャーギャー騒いでいる私は恥ずかしいくらいだらしない。 ・・・こんな冬を耐えているんだ。 だから春の芽吹きの季節は、本当に生命が躍動しているように見えるのか・・・ 頭が下がる思いがした。
by office-manatsu
| 2006-12-06 14:59
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