鬼火焚き巡りと祝い申そう

皆さん、新年明けましておめでとうございます。彩子です。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

一月七日、屋久島では、例年通り、一年の無病息災を願って
「鬼火焚き」と「祝い申そう」が行われました。

六日が強風で、船は欠航、朝方は暴風警報が出るなど、
一瞬、中止の文字が頭をよぎりましたが、昼過ぎには
風もだいぶおさまり、無事行うことが出来ました。
昨年のお正月には、私は平内[ひらうち](島の真南に当たります)に
いたのですが、昨年引っ越し、今年は尾之間[おのあいだ]
(平内から東へ車で10分程向かったところ)。
違う集落の鬼火焚きを見ることになる、と楽しみにしていました。

平内は、通常、お昼前に鬼火焚きをして、その後昼過ぎから
こども・大人と祝い申そうに回ります。
でも、尾之間は、夕方に鬼火焚きをして、その後夕方から
大人だけで回るとのこと。

それでは、夕方まで時間がある!と思い、
他の集落の鬼火焚きを見に行くことにしました。
まず、湯泊[ゆどまり](平内の西隣の集落)。

湯泊の鬼火焚きは海岸で行われます。
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←始めは竹が倒してあります。










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←竹を起こします。竹の先には立派な鬼が!鬼のお腹に「いじめ・自殺」と書いてありました。








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皆で竹の周りにバチバチノキなどを運びます→




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←準備が整ったら、火をつけます。そして、鬼退治。鬼目掛けて、石を投げます。




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皆にこてんぱんに石を当てられた鬼は、最後にはこんな姿に。この後、竹を倒し、鬼を燃やします。そして、鏡餅をその火であぶって持って帰ります→












次に向かったのは、小島[こしま](平内の東隣の集落)。
小島は、公民館の横のグラウンドで行われました。
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←湯泊では、人が集まってから竹を起こしましたが、小島ではやぐらが組んであり、その周りにバチバチノキなどが掛けられていて後は火をつけるだけという状態でした。





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今年、七才になるこども達が着物を着て、前に出てきました。そのこども達が、おとなと一緒に火をつけます↓



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バチバチと、勢いのある音を出して燃えていきます。


・・・と、その勢いに唖然となって見ていたら、友達が
「尾之間の方も煙あがってない?」と一言・・・・。
振り返って見ると・・・!!間違いなく、尾之間の方面で煙があがっています。

こりゃ大変。と、慌てて車を飛ばして行ってみると。
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←こんなかんじで、もう燃えた後でした。
普段は平日なので、だいたい17時から始まるらしいのですが昨日は日曜日だったことや、天気が関係して少し時間が早まったとか・・。

鬼火焚きはよく燃えていましたが、私はどこか不完全燃焼だったような(・_・)

でも、いろいろな鬼火焚きを見れたので、集落に寄って
少しずつ違いがあるのがわかり、楽しかったです。

その後、参加した尾之間の「祝い申そう」も、平内のうたい文句と少し違い
始めはなかなか分かりませんでしたが、リズムを覚えて一緒に唄いました。
こちらが「祝い申そうー!」と言うと、待っているお宅の方は
「おじゃい、おじゃい」と返し、そこから歌が始まります。

 いわいもうそう いつもよりことしは、
 きどのまつがさかえたもろいよ、
 にしのほうのえだには、とびおがさがって、
 ひがしのほうのえだには、さうすろいがとまって、
 さうすろいのまいにおいたるいねは、
 ひともとかえばせんごく、ふたもとかえばにせんごく、
 そなたのやどをみわたしみれば、こめのたわらはせんごく、
 もみのたわらはにせんごく、とおびはまんごく、
 いをうてもうす やまのもんなほん、そらそらやまのもんなほん
 『屋久町郷土誌第一巻』より

大人が、大きな声を出して、声をひとつにして唄います。
一件一件伺って、玄関を開けると笑顔で待っていてくれる方たち。
本当に、こころから「今年一年良い年でありますように」と願いました。
そして、この行事がいつまでも続きますように、と。

そちらにもこの歌が届きますように!
今年一年、元気よくお過ごしください!!
by office-manatsu | 2007-01-08 15:08 | 旧スタッフ
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