アオツリバナの実が揺れています。

いつの間にかもう10月。

ツアーで毎年同じ道を歩いていても
その年によって目がいくところが違ったりします。
今年はなぜかアオツリバナによく目がいきます。

5月。マッチ棒の先のような小さくて丸い蕾が付き始め
いつ開くかなぁ、いつかなぁ、と毎回楽しみに蕾を見ていました。
釣り糸に吊り下がるようにして付いている小さな蕾。

それがポンッと開き赤紫色のきれいな花が咲きました。
トロッコ道を歩いていると時々上を見上げると
花が揺れていました。
次第に花が散っていき今度はトロッコ道で下を見て歩いていると
足下に咲き終えた花が落ちていました。

花が終わってしまって淋しいなと思っていると
しばらくすると今度は少しずつ実が付き始めました。
実は少しずつ少しずつ膨らんでいき
とうとう裂け目が見られるようになりました。
もうあと少し。パンパンに膨らんだ実がいくつも付いています。
この実がはじけると中から目を引くオレンジ色の種が出てきます。

所々ではもう時季を迎えた実がはじけて
種をぶらさげています。

きっとまたこの実がどんどんはじけていくのを見て
そして少しずつ種が落ちていくのを見届けて・・・。
そうしてまた来年、蕾が付くのを待つのだろうなと思います。

カレンダーがなくても時計がなくても
ちゃんと蕾を付ける時、花を咲かせる時、実を付ける時、
その時季を植物は知っているのですね。
山道を歩いていると巡り巡っていく季節を感じる何かが
いつもどこかから飛び込んできます。
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by office-manatsu | 2007-10-05 16:03 | 旧スタッフ
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