4年が経って

こんにちは、あやこです。

先週はいまいちお天気がぱっとせずどんよりとした曇り空が続き、
排水溝から水が溢れ出たり、ワイパーを最速にしても
前が見えずにゆっくり車を走らせた「豪雨」の日もありました。

ようやく3日ほど前からひさーしぶりの青空になり
気持ちもぱっと、晴れやかな気分になっているところです。
洗濯物も布団もお天気の良い中外に出ていると
気持ちよさそうに見えます。

山肌がきれいに彩る新緑の季節。
この季節を迎えるのも今年で5回目です。
先月の3月で屋久島へ来てから4年が経ちました。
いつの間にやら、気付いたらもう4年が経った!という感じです。


そんな中。大学時代の友人がこの春に屋久島へ越してきました。
それじゃあ家を探さなくては!と4月に入ってから
仕事のない日はあちこち知り合いのところへ行って
家ないですか、情報ないですか・・と走り回りました。

「この情報ならこの人が知っているかも」
「これはあの人に聞いてみると何か分かるかも」
・・・という風に「この人」「あの人」と、訪ねる人が増えたこと
4年も住んでいれば当たり前かもしれないけれど
それが嬉しくなりました。

何かを必要とするとき、都会ではそれが「お金」で手に入るけど
屋久島では「人」を介して得ることがとても多いような気がします。

例えば今回の家探しも不動産やさんへ行ってもほとんど空き家はなく
人伝いに情報を得ていくしかありません。
屋久島には売っていない何か欲しい物がある時、
屋久島には売ってないな・・と思っていても
誰かがそれを持っていて、それが手に入ることもあります。
たまたま隣で座っていたおばさんが話を聞いていて
そこから情報を得ることもあります。


屋久島に住んで4年と話すと、住みやすいか、と聞かれます。
京都と比べると夏は京都ほど蒸し暑くなく海も川もすぐ近くに
あって涼めるし、冬は京都ほど寒くなく過ごせる、と答えます。

でも私が屋久島で過ごして楽しいなと思うのは自然的な理由だけではなく
周りにいる人との関係や距離の取り方、付き合い方など
自分にとってとても必要だと思うことが身近にあるからだと思います。

4年経って分かること。
まだ分からないこと。

『初心忘るべからず』

新しい気持ちを忘れずにこれからも頑張っていこうと思います。


先日、白谷雲水峡のツアーで初めて見たくもの巣に出た虹
4年が経って_c0061008_176976.jpg

by office-manatsu | 2008-04-21 17:24 | 旧スタッフ
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