カテゴリ:石我 晋太郎( 25 )

秋も深まり屋久島の森は静寂を取り戻しつつあります。

最近、屋久島もグッと冷え込んで朝フトンから出るのが辛い時期になってきました。カレンダーは11月に突入し、縄文杉コースも毎日平均で200人、300人はいた登山客も100人前後になりました。あれほど賑わっていた縄文杉コースも静寂を取り戻しつつあります。登山客の少ないトロッコ道には、人に変わってヤクシカの親子が悠々と歩いていました。
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今回は、そんな縄文杉コースにMさんと一泊二日のトレッキングキャンプを楽しんできました。この時期の縄文杉コースは紅葉が見頃でヤクシマオナガカエデやコハウチワカエデなどの赤色や黄色に紅葉した落葉樹をよく見かけます。屋久島の場合、秋に紅葉する落葉樹が少なく、ほとんどが一年中緑の葉を付けている常緑樹の森なので、紅葉した落葉樹にどうしても目を奪われてしまいます。特に苔むした屋久島の森には紅葉した葉がよく似合うんです。
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秋と言えば紅葉の他にも秋の味覚でもあるキノコですが、トロッコ道で星形のかわいいキノコとも遭遇しました。ツチグリというキノコで真ん中にある袋をつつくと粉状になった胞子が飛び出してきます。面白くて何回もやってしまいます。また、湿度により皮を閉じて丸くなったりしてキノコの晴雨計とも呼ばれたりもします。
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今年もあと残すところ、あと一ヶ月ちょっとです。今年、縄文杉に登れなかった方は今の時期が穴場かもしれません。是非、静寂な雰囲気に包まれた縄文杉に会いに来てください。
by office-manatsu | 2014-11-21 09:55 | 石我 晋太郎

今年最強の台風19号

今月11日から日本列島を縦断した台風19号は、14日に温帯低気圧に変わり何事もなかったように通り過ぎて行きました。今日は台風一過で素晴らしい青空が屋久島の上空に広がっています。
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今回、台風19号がフィリピンの東の海上で900ヘクトパスカル、最大瞬間風速85メートルにまで発達した時は内心ヒヤヒヤしました。前回の台風18号では屋根の瓦が飛んだり、崩れかけていた家が潰れたとか被害の話を聞いていました。今回は勢力も強く、前回を上まる被害が予測されました。
私を含め、島の人たちも今回の台風対策に余念はない感じでした。しかし、台風は予想に反して屋久島に接近する頃には勢力も970ヘクトパスカルと衰え、大した被害の話は聞いていません。



しかし、台風が過ぎてからの吹き返しの風が強く、我が家が強風で揺れた時は命の危険を感じました。その時は色んな感情が沸き上がり、何が大切で何が不要であるかを改めて考えされました。

今回の台風のお陰で私自身心の掃除にもなり台風一過の青空のように心がスッキリしました。
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by office-manatsu | 2014-10-15 19:09 | 石我 晋太郎

屋久島愛は変わらない!

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先日台風一過で清々しい秋晴れの中、屋久島に来島4度目というリピーターのWさんとMさんを太忠岳(たちゅうだけ)にご案内しました。前回は三度とも縄文杉ツアーで、縄文杉命のお二人でした。今回は縄文杉をあえて外されたのですが、縄文杉への未練はまだ捨てきれない様子でした。
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今回のルートの中で、大きなコブが特徴のシャカ杉は推定樹齢2000年とも言われていて、その大きさには圧倒されます。WさんとMさんは写真では伝わらないことを察して「目に焼き付けるのよ!」と心のシャッターを押し続けていました。屋久杉好きなお二人は目をキラキラさせて童心にかえっていました。
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お昼には無事山頂に到着しました。山頂では圧倒される景色や群青色に染まった空に突き抜ける天柱石に日頃のストレスなんか吹っ飛んでいる様子でした。眼下には安房の町が見え、前日に行かれた太鼓岩もしっかり見えていました。ちょうど山頂で一緒になった屋久島出身のガイドTさんも「太忠岳登って、こんなに晴れてるの初めてよ!」と絶賛していました。

「女心と秋の空って言うけど、私達の屋久島愛って変わらないね!」と、WさんとMさんが道中に言っていた言葉は今でも思い出します。是非、また屋久島へ遊びに来て下さいね。次回は黒味岳か縄文杉か迷いますね?
by office-manatsu | 2014-10-01 16:58 | 石我 晋太郎

ウミガメがぞくぞくと屋久島に上陸しています。

このところ毎日穏やかな天候が続いていましたが、ようやく今日屋久島も梅雨入りです。
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先日ツアーで車を走らせていると、朝早くから中間(なかま)集落の海岸で何やら人集りが出来ていました。時間に余裕もあることもあり、今回ツアー参加者のMさんとIさんと共に車を降りて見物に行くと一頭のアカウミガメが産卵の為、砂浜に上陸していました。
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到着した時には、もう70個ほど卵を産んでいました。ウミガメの産卵は夜中に見るのが一般的なので、日中に見れるのは珍しいケースでラッキーでした。私自身今シーズン初めて見るウミガメの産卵でMさんとIさんと共に見入ってしまいました。
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今回は日も昇り、明るくなっていたので「ウミガメの涙」も良く見えました。この涙は、一般的に体内の余分な塩分が残ると危険な為、眼からこの余分な塩分を排出して、眼の乾燥も防ぐ役割があると言われています。
とは言え、妻の出産に立ち会った経験がある私は、ウミガメの産卵と妻の出産と重なり、朝からちょっとだけセンチメンタルな気分になったのでした。
by office-manatsu | 2014-06-03 06:15 | 石我 晋太郎

三岳(みたけ)を楽しむ!!

先日、プライベートツアーでYさん1名様を宮之浦岳・永田岳・花山一泊二日トレッキングキャンプコースにご案内しました。

今回はYさんからの希望で、「黒味岳も是非登りたい!」というリクエストを頂き、屋久島の有名な焼酎・三岳の名前の由来にもなっている宮之浦岳・永田岳・黒味岳の三つの山を登ることになりました。
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まず、黒味岳山頂到着。前日、台風の様な強風が吹いていたのが嘘みたいに、風も治まり快晴で穏やかな山頂景色でした。左奥に見える山がこれから登る宮之浦岳と永田岳です。
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この後、九州最高峰の宮之浦岳、第2峰の永田岳も登り、無事三岳を登頂することができました。実は僕自身も1日で宮之浦岳・永田岳・黒味岳の三つの山を登ったのは初めてで良い体験ができました。
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満開を迎えているアセビの花とローソク岩。この後、30分ほどで鹿之沢小屋到着し、1日目のツアーを無事終了しました。さっそく持参した三岳のお湯割で乾杯し、三岳登頂を祝いました。今回は、オプションで黒味岳も登ったので体力的にはより厳しいコースでしたが、三岳に酔いしれた幸せなトレッキングキャンプツアーになりました。
by office-manatsu | 2014-04-11 14:52 | 石我 晋太郎

七五岳、烏帽子岳に登ってきました。

3月に入り、屋久島ではそろそろ本格的な観光シーズンの到来です。眠っていた僕もようやく目覚める季節です。ということで、なかなかシーズンが始まってしまうと休みの日に山に足が向かなくなるので、今の内にまだ登ったことがなかった七五岳に単独で登ってきました。
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七五岳は、標高1488mで屋久島の南西部に位置し、山頂付近は岩が剥き出しになり、三角に尖った凄まじい姿に、僕が住んでいる平内集落からも存在感たっぷりです。伝説ではその昔七つの子(ご)が神隠しにあったことが、七五岳の名前の由来にもなっています。名前もその見た目も何故だか人を遠ざけている感じがしてきます。

今回は烏帽子岳(えぼしだけ)も七五岳のすぐそばということで、烏帽子岳を登って、その後に七五岳に向かいました。七五岳山頂では天候にも恵まれ、雪化粧の宮之浦岳までバッチリ見えて最高の登山日和でした。
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ここまでは順風満帆でしたが、これから暗雲が立ち込めることに。下りも同じコースを戻るのも面白くないということで、下りはショートカットコースで下りることにしました。ショートカットコースは1時間ほど短縮になるコースだけあって、急勾配で登りで使わなくて正解でした。目印のテープの間隔も広く、時々止まって目印を確認しないとルートから外れたりもしました。ヒヤヒヤしながら半信半疑で、何とか合流地点に到着し、その日は何はともあれ無事に下山しました。

普段の登山では感じられない山の怖さを改めて実感できた七五岳登山でした。その後3日間筋肉痛が治らないというオマケも付いてきました。
by office-manatsu | 2014-03-03 18:31 | 石我 晋太郎

家族で今年初めての山登りに行ってきました。

久しぶりに家族と友人家族で、今年初めての山登りに行って来ました。
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今回登った番屋峰(ばんやみね 標高166m)という山は、頂上まで片道約30分ぐらいで楽しいファミリー登山になるはずでしたが、若干一名体調不良で、、。

なんと嫁が最初10分ぐらいの登りで気持ちが悪くなって、まさかの嘔吐。食中毒?それとも、ツワリか!?

下山を勧めるのですが、聞かない嫁は2、3度嘔吐を繰り返すも、歩き疲れた3歳の娘を時々背負いながら必死で頂上へ。
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頂上では天気も良く、大海原を一望しつつ、みんなでお弁当タイム。嫁に関しては精魂尽き果て、その場で倒れ込んでいました。それにしても、「母は強し!」です。

山頂での一枚の写真は、まるで天国と地獄がハッキリ分かれてます。(笑)
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この後、笑っていた僕自身も帰宅して、天国からノロウイルス地獄?へ落ちることに。病院には行ってないのでノロウイルスとは断定できませんが、間違いないと思います。

今回、色々とアクシデントはありましたが、それでも思い出に残る山登りになりました。
by office-manatsu | 2014-02-05 14:04 | 石我 晋太郎

カマキリと娘のご対面

ある日の夕方、10月で3歳になったばかりの娘が「とうちゃん!かみきり、かみきり!」と叫んでいたので娘の所へ行ってみると、取り込んだ洗濯物にカマキリがいました。
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娘は恐れるどころか、興味津々な様子で今にもカマキリを捕まえて遊びだしそうでした。
まだ、娘にはカマキリに噛まれた体験がないので、「恐い」とか「危ない」という感覚がないのです。
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一方、カマキリの方はもう何時襲われても良いように、臨戦態勢を取っていました。恐い者知らずの子供達は、カマキリなどの昆虫にとって天敵なのです。
カマキリにとっては大怪獣でも襲って来る感じなのでしょうか?

私自身、子供時代を振り返ると、我ながら昆虫には悪いことを沢山したなと反省しきりです。

罪滅ぼしではないですが、ネイチャーガイドとして、これからも昆虫の素晴らしさを伝えていきたいと思っています。
by office-manatsu | 2013-11-11 15:25 | 石我 晋太郎

新しく生まれ変わった高塚避難小屋

7月中旬から始まった高塚避難小屋建て替え工事が8月末に無事終わり、9月2日の縄文杉キャンプツアーで初めて新しい高塚小屋に泊まってきました。
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今回の立て替え工事は、赤津慎太郎氏(株式会社レモンガスかごしま代表取り締役社長)からの寄附の申し出があり、実施されました。そのような経緯から小屋の入口には「レモンガス赤津慎太郎 小屋」という表札が掛かっていました。
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小屋の中は、壁の色がベージュで壁の隙間からは光が差し込む設計になっていて、以前に比べるてとても明るくなったという印象を受けました。
3階建てになっている小屋にはバルコニーも設置されていてバルコニーからの景色も普段見ている目線の自然とは違った自然が楽しめ、新鮮に感じました。
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最後になりましたが、毎回縄文杉キャンプツアーで小屋を使用している者として、今回の立て替え工事に携わった皆様に感謝いたします。
by office-manatsu | 2013-09-04 09:51 | 石我 晋太郎

夏の暑さを飛び越えていく

先日、Sさんご家族5名様を縄文杉一泊二日キャンプツアーにご案内しました。

今回は縄文杉一泊二日キャンプツアーということで、日帰りツアーに比べ時間にゆとりがあるので、安房川に寄り道して遊んできました。
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3人兄弟の子供達は大はしゃぎ。子供達にとっては縄文杉よりも川遊びの方が楽しかったのかもしれません(笑)

こんな感じで子供達が楽しんでいる様子を見ていると、40年ほど前に小杉谷に住んでいた子供達に見えてきて、何だかタイムスリップしたような気がしました。

今も昔も変わらない子供達の笑い声に、自分自身が童心に帰れ、とても素敵な縄文杉一泊二日キャンプツアーになりました。
by office-manatsu | 2013-08-16 06:12 | 石我 晋太郎