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2年に1度のミラクルフルーツ!

こんにちはー。ひろこです。
さて、今回は、長年夢見てきた奇跡の果物を食することができました!
のご報告です。

私の記憶では、あれはタイでのこと。。。
初めてタイを旅行した18歳のころ、南の島のビーチでハンモックに揺られてぼーっと本を読んでいると、同じようにぼーっと日がな海ばかり見ているタイ人の男が近寄ってきて、
「お前はミラクルフルーツを食べたことがあるか。」
と聞いてきた。
「それはなんですか?」
16世紀、西洋の王様が、伝説の果物として熱帯に使者を遣わせて探させたマンゴーのことかな。それとも、ドラックのたぐいかなと思った。
「モンステラ」
モンステラという名前は明らかにモンスター(怪物)から来ているに違いなかった。
そんな怪物食べられるのかいな。

話を聞けば、それは熱帯に分布して、サトイモ科の植物だそうだ。果物が熟すのに2年かかる。実ったら、ひたすら長い歳月を完熟するまで待つのだそうだ。ドリアンよりも「待ち」時間が長いではないか。この男は、ドリアンよりも究極の味を知っているのだな...
その味を知っているだけで、この男は私よりもはるかに人生を知っているようで、悔しかった思い出がある。

その男は熱っぽくモンステラの話をして、またつまらなそうに帰っていった。
ドリアンを熱っぽくしゃべる人たちには何人かに出会ったけれど、
モンステラは初めてだった。しかしそのモンステラ、どんな物・・・?
と思っていたけれども、そんな記憶も遠い昔のことで、すっかり私の中から消え去っていた。

それから月日が流れ、私は屋久島に来て、リサーチパークを歩いていたときのこと、
「これがモンステラだよ。」と案内の人が説明してくれた。
モンステラ・・・モンステラ・・・・記憶の彼方から言葉を掘り起こす。

「モンステラ!!!」

「でも、これあと2年待たないと。今年実ったやつだから」
ガーン!!あと2年。

そして、1年が経ったある日、
別な知人が
「ひろこちゃん、モンステラ!!」
と言うので、飛んでいったら、そこには完熟モンステラが!
18才の頃から見聞では知っていたが、経験では知らなかった
モンステラ。

緑の瓦のような皮をぺらぺらとめくると、白い果肉が蜂の巣状にくっついている。
手で一片とって食べてみる。
バナナとパイナップルと桃を合わせたような濃厚な味。舌に微妙にぴりぴりとくる。
「おいし〜!!」
見た目はおいしそうに見えないけれども、その味はマンゴーよりいけるかも!?
稀少さからいけば、マンゴーより上は確実。

感動!9年待った(?)かいがあったです。

感極まって、長くなりました。

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by office-manatsu | 2005-09-28 14:24

台風後の縄文杉報告

こんにちは、加地です。
台風14号も無事?に去った9月8日、早速縄文杉に行ってまいりました。
どうなっていることやらと、ちょっとドキドキしながらのツアーでした。
まず、道路は特に問題なく登山口にまで行けた。登山口のトイレも無事に使えた。(ホッ)
トロッコ道は・・・ふむふむ、落ち葉、落ち枝、等たくさんあるが、
特に通れないような所は無かった。
安房川の水かさはやはりまだ多いものの、にごりは無かった。

天気も良く、お客さんも若い女性二人・・・木漏れ日が、う、美しい!!
何だか森も、一難去ってホッとしているようだった。

大株歩道に入ってからも所々倒木はあるものの、もうすでに除去されていたり整備されていたりして、(早い!)通行に問題は無かった。

翁杉の沢も増水してはいたものの、小さな女の子も(七歳と見た!)
がんばって渡れていた。
翁杉の枝は・・・?無事でした。

大王杉は、周りの木々が倒れたようだが、整備された後で以前より見やすくなっていた。

さて、いよいよ縄文杉までもう少し。すでに見終えて下って来る人たちは、ちょっとゆとりのある顔をしている。「もうすぐですよ」と言ってくれる人もいれば、「あと一時間、がんばって~!」(本当は10分位)なんて、言う人もいる。

そこで、すれ違いざまに知り合いのガイドが妙なことを言った。
「展望デッキの土台が崩れていて、う~ん、三人位なら大丈夫だと思うけど、まぁ気をつけて、行って見たらわかるから。」
え、なになに?
また、ちょっとどきどきしてきた。いったい展望デッキに何があったのか?

「さぁ、いよいよあのカーブを超えると縄文杉ですよ」
「デッキが見えてきました。最後の階段です。え、階段?」
ひょえ~、階段の土台が崩れてる~

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こ、これは怖いなぁ。幸い階段は二つあって、もう一つは降り用の階段ですが、登りと一緒に使うようにしましょう。

さて、縄文杉は・・・やはりそこにいました。枝も折れておらず、今日もそこに立っていました。

展望デッキの土台は崩れたが、縄文杉は無事だった。
やはり数千年生きているんだもんな。
今回の台風は、縄文杉にとっていったい何号くらいになるんだろうか。
きっと、もっともっとすごい目にも遭っているんだろうな。
相変わらず縄文杉を目の前にすると、色々な思いや考えが浮かんでは消えていく。

そしていつも、(やっぱ、君、すごいね。)なんてなれなれしく思うのでした。
by office-manatsu | 2005-09-09 18:46

あやこの台風報告。

皆さん、去年の台風を覚えていますか?6月から早々と大きな台風が来て、その為、白谷雲水峡への道は土砂崩れで通行止めになるし、荒川登山口の駐車場は崩れて通行規制がかかるし・・・。そして、それで終りかと思いきや、その後は毎週のように台風が来ていました。屋久島へ来られていた方もいろんな影響があったのではないでしょうか?ツアーが中止になったり、キャンセル待ちで空港に缶づめになったり。・・雨がっぱを使う為、台風の中外へ出てみたというお客さんもいたなぁ。

ところが、今年は全くと言っていい程、台風の影響がなく、8月を過ぎても来ないね、と話していた矢先。・・ついに来ました。台風14号。どのニュースを付けても「非常に強い勢力を持った台風14号は・・」という決まり文句で始まった台風14号。屋久島を出れなくなるから、と、急いで帰って行く人たち。でも、空港にはすでにキャンセル待ちをする人で行列ができ。その様子を見て、私も台風対策をしなくては!と、急いで買い出しに行くも、久しぶりの台風に何を買ったらいいのかいまいち思いつかず、とりあえずパンをひとつ買って帰りました。その日(4日)は、まだ外に出ても大丈夫だったので、湯泊へ海を見に行ったところ、防波堤を超える大波がざぶーん!と立っていました。恐ろしい・・と思いながら足早に家に帰り。

・・・それから、私の「食っちゃ寝生活ー台風を言い訳にー」が始まりました。お菓子を食べて、映画を見て、寝て、起きて、本を読んで、食べて、寝て、夢を見て、起きて、食べて・・・。時に外を覗いてみて「これじゃあ仕方ない!外に出れない!」と言い訳を再確認してまた布団へ。

屋久島に最も近づいたのは6日未明。うちの裏のハイビスカスが揺れに揺れ、その時はさすがに家が飛ばされるかも?と怖くなって眠れなかったけど「不思議の国のアリスのようだわ・・・」と思いながら・・気付くと朝でした。まだ風は強いものの、少しずつ後片付けをする人の音が聞こえ始めました。

外は思ったよりも影響は少ないようでした。でも、湯泊の防波堤、4日に見に行った時はあったブロッグが、なんとなくなっていました。ブロッグが倒れる程の波、想像付きますか?

今日は台風一過で朝から快晴で、汗をかきながら事務所周りの掃除をスタッフ皆で済ませました。ご心配を頂いた皆さん、スタッフ全員元気です!さて、山の方の影響はどうなのか。それが気になるところです。

まだ、食っちゃ寝生活の余韻が残っているあやこでした。

※4日夕方6時頃の湯泊。すごい波です。
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※7日夕方6時頃。上の画像と同じ場所です。防波堤が崩れています。
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by office-manatsu | 2005-09-07 18:17 | 旧スタッフ

風に吹かれて〜回想録

屋久島に来て、もう数日で1年が経ちます。
早いものです。いろいろな体験や出会いをくれた屋久島に、
今も惹かれて止まないひろこです。
みなさん、これからもご指導宜しくお願いします。


2004.9.12
やくしまに到着した。
高速船トッピーの降り口に、バック一つ抱えて不安そうに降り立つ私を、
彩ちゃんがお迎え状をもって、ピックアップしてくれた。

前来た時にお世話になったおっちゃんからメールが来た。
「お帰り」 くすぐったい。

私の屋久島生活が始まる。
思えば、風がふくままふかれて到着した屋久島という感じだ。

到着早々、荷物もそのままにまなつさんの奥さんが旦那が帰ってくるまで
時間があるから尾之間温泉に行ってきたらと言ってくれた。

「まだ町民登録済んでない人は、200円だよ」とおばちゃんが言う。
町民登録、、、良い言葉だ。
このおばちゃん、あいそがないが、ネコにはめっぽう甘い。

200円はらって風呂に入る。混んでいた。。。。
湯が長旅の疲れをいやしてくれる。肌に浸みていくような熱めのお湯だった。
まなつさんの車を外で待っていた。

それから、愛する人がどうか幸せでいてくれますようにと祈っていた。

すると、雲があまりに白いのに驚いた。
それから空の青さとの対比がすばらしくって、
ずーっと空を眺めていたら、白い雲が光をはなちはじめて、
大きな白い雲は内に光をため込んでいるように、黄色く膨張し始めた。
「それは、彩雲という」とまなつさんの事後説

私は自分の目が疑わしくなった。
ぼーっとながめていると1㌢くらいの虹がその雲の真ん中から生まれて、
ゆーっくりと外側へ虹のアーチをかけていった。
まるで雲の光を外に発散させていくようにのびていき、
青い空に光を注入しているようだった。

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そして、下から黒くもがもくもくと立ち上がってきて、彩雲を覆い尽くし、
大粒の雨を私の目の前で落とした。
あの神秘的な虹が生まれるまでの光景を、他に誰がみたであろうか?
私は屋久島に歓迎されたのだろうか?
一瞬にして、
「あ、ここの場所、私は長くなりそうだな」と思った。
by office-manatsu | 2005-09-07 15:37