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落ち葉のにおいから連想すること。

皆さん、こんにちは。
食欲の秋・・・や、読書、スポーツの秋を過ごされていますか?

10月に入ってからの屋久島は、まとまった雨が全く降らず
コケもかさかさになってきていました。
そして、ようやく一昨日久しぶりに大雨が降りました。
森でも里でも降ったので、植物たちにとっても農家の人たちにとっても
喜ばしい恵みの雨だったのではないかと思います。

c0061008_14521637.jpg屋久島に来られた方はご存知の方もいるかと思いますが、屋久島の山は、一年を通して緑色の葉っぱを付ける常緑樹が多いので、今の季節でも、山が真っ赤に紅葉するということはありません。
でも、土砂崩れや倒木など、森が崩れたところにはカエデやサクラが生えているので、それらが紅葉して、所々で赤や黄色が見られます。
木々の間から遠くの山を見た時、緑、赤、黄色のグラデーションがとってもきれいです。

今、トロッコ道を歩いているとそういった紅葉した葉っぱがたくさん落ちています。
普段は下を向いて歩いていると静かなかんじがするのですが、今は赤・黄色と賑やかです。

この間、落ち葉のにおいを感じた瞬間、ふと思い出したことがありました。

それは、小さい頃に落ち葉に埋もれて遊んだ時のことです。
家のすぐ近くに公園があって、そこの落ち葉を友達とたくさん集めて
”落ち葉のお風呂”と言って埋もれて遊んでいたのでした。

落ち葉のにおいから、子どもの頃のそんな一場面を思い出したことで、
においや音、いろんな瞬間に何かを連想したり
誰かを思い出したり、そんなことがたくさんあるなぁと感じました。
そんなことがたくさんあればあるほど、毎日は楽しくなっていくような
彩りを増していくような気がします。

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by office-manatsu | 2006-11-20 15:44 | 旧スタッフ

ヤクタネゴヨウシンポジウム

こんにちは、ひろこです。

10月の末に、鹿児島にヤクタネゴヨウのシンポジウムの手伝いに行きました。
ヤクタネゴヨウとは、屋久島と種子島にある五葉松のことで、絶滅危惧種に記載されている木のことです。屋久島は、縄文杉などの著名な屋久杉が点在している豊かな森で、たくさんの人が縄文杉を見に来るけれど、実はこの豊かな森の中で消え行く種があるということどれだけの人が知っているでしょうか。そんなヤクタネゴヨウの実態を知ってもらうためのシンポジウムでした。ヤクタネゴヨウの保護のあり方や、現状などはもとより、私自身、さまざまなことを考えるよい機会になりました。

 まず、私はどんな世界に生きていたいか。ということを自問しました。私は生物多様性のなかで生かされている存在なんだと屋久島では強く感じていたので、私はそんな世界に属していたいと強く思います。多様な社会の中で、皆と共に生きていくにはどうしたらいいのだろう?なんてことをここ最近ずっと考えています。
 
 地球上で豊かに種が存在しているから、私たちは「豊か」だといえるのではないでしょうか。私たちの知らないところで、たくさんの種の存在が、名前もしらないまま消えていくということは、私たちのなかにある多様という可能性をひとつひとつとまた消していく世界なんだと思います。一種類のチョコと、三種類のチョコなら、私は三種類のチョコをもっていたほうが幸せです。(ものすごく端的な言い方ですが(汗・・・))そんなことはだれでもそうだと思いますが、なぜ消えていっているの?と次のステップまで進む人、自分の生活を省みる人は?私たちの生活はそれらのすべての事象と密接に関係しているんだという意識が必要なんだと思います。遠くで起こっている出来事ではないということを、しっかりと意識して、すこしでも自分のできることをしていこう。ヤクタネゴヨウに限らず、「何かをやらなければ、何もかわらない」と久しぶりに強く思ったシンポジウムでした。

皆さんはどんなことを考えていますか。教えて下さい。

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ヤクタネの幼木(長い晴天続きで、西部のヤクタネの幼木はかなり死んでしまっているとのことです)
by office-manatsu | 2006-11-14 15:01