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まわりてめぐる。

屋久島はいろんな事が現実化するスピードが速い場所だよ、と以前からいろんな人に聞いていました。

それを聞いたとき、私は、屋久島の水の循環について思い浮かべました。
黒潮で温められた海水は蒸気となり、
その雲は海からすぐの山肌をかけあがり、
島の中央にそびえる2000m近い山々で冷やされ、雨となり森を潤し、
そしてその水は、森からすばやく川へと流れ出して、
花崗岩の巨石を縫ってあっと言う間にまた海へ。
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また、里の家々では、沢から水を引いている家も多く、
排水などもどこへ流れているのか想像しにくい都市と違い、
この綺麗な海へと流れて行く事が容易に想像できるここ屋久島。

行為や思いがそのまますぐに自分の身に返ってくるというパターンは、水の循環に象徴されるような気がしています。
すべてが淀むことなく流れている。
屋久島で淀んでいる川を見た事がありません。

まわりてめぐる。

ここ屋久島では、これが目に見える形でもはっきりとわかるように、
すべてのことに対してとても強く働いているのかもしれない・・・。
これを実感しつつある日々です。

ご近所さんともずいぶん顔見知りになってきて、
最近は、いろんなお話をしたり、物をいただいたりすることも多くなってきました。

昨日の朝は、ご近所さんが枇杷の実と新たまねぎを持って来て下さいました。
夫がタケノコを掘って来たところだったので、夕方そのお裾分けを持っていくと、
今度はミカンをまたたくさんいただきました。
うれしい!感謝感謝です。

こうした物の交換以外にも、人間同士の意見交換などもとてもストレートで、
いろんな事が停滞して淀む事なく、グルグルとものすごい早さで循環し、常にフレッシュな状態が保たれている、そんな気がします。

自分のものとしてガッチリ所有して保持する感覚とは逆の、
まわりてめぐる、という感覚。
それが本来の自然の姿であり、
その循環の中にあるこの気持ち良さを、今改めて感じている日々です。
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by office-manatsu | 2009-04-25 15:17 | 旧スタッフ

ケンカしたマムシグサ

こんにちは、関田です。
何の花粉が原因なのかかわかりませんが4月になると
鼻づまりがひどくなり息苦しいこの頃です。

最近縄文杉へ向かう途中のトロッコ道ではたくさんのマムシグサ
挨拶してくれます。そこでひとつ気になったマムシグサがありました。

2本のマムシグサが仲良く並んで生えているのですが
去年は確か向かい合っていたような・・・
写真を撮った記憶があったので探してみると一昨年のブログに載せていました。

ところが今年はどうしたのでしょうか。
お互いあっち向いてホイ、しています。
ケンカでもしたのかしら・・?
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毎年、今の季節になると顔を出すマムシグサ。
毎年の記録を取っておくと後々面白そうです。

来年のこの2本は果たしてどっちを向いているでしょうか?
by office-manatsu | 2009-04-22 15:07 | 旧スタッフ

はじめまして。

はじめまして。真島陽子です。
名古屋からやってきて、この4月からオフィスまなつの新メンバーになりました。
研修生としてみなさんのツアーに同行させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

仕事と並行して、屋久島での生活の基盤作りも着々と進行しています。
屋久島に引っ越して来た日、家に入って庭を見ると、木に青い鳥が止まって私の方を向いていました。
イソヒヨドリという鳥で、このあたりにはしょっちゅう姿を現す事がその後判明したのですが、その時の私にはこの鳥がようこそと出迎えてくれている気がして感激したものです。

そして晩には家のあちこちからヤモリやクモが何匹も出て来ていきなりの侵入者に慌てた様子。きっと心地よい空間としていつも彼らはこの家にいたんだな。ああ、私はここの空間に仲間入りをさせてもらうんだな。と思いました。
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その後も、毎日様々な生き物が姿を見せてくれます。
ここ数日はめっきり虫が多くなりました。隙間だらけの家なので、虫たちも家の中に出入り自由の状態です。一匹一匹の姿や仕草に、なんとも例えようのない愛しい感覚がこみ上げ、じっと見入ってしまいます。

家の庭からはすぐに海が見えます。潮の満ち干、波の形、そして空も星々も植物も、とにかくすべての事象が鮮やかで色濃く迫り、ひとときも目が離せないという感じです。

近所や集落の人に挨拶に行くと、既にみなさん私の存在を知っています。誰か移住してくると、その情報はあっという間に島の裏側まで伝わるとも聞きました。
宅配の業者さんは家が留守の日は、荷物を家に入れておいてくれます。

なんというか。
全てが近い感じです。
関係性が濃く、境がない感じ。
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ついこの前までいた都会を今になって思い出すと、都会はすべてを区切って境を作る、そういう場所なんだなと改めて感じます。
虫一匹入れず、快適な温度に調整された空間。
隣に誰が住んでいるかも知らないような人間関係。
表情も殺して乗る満員電車。
良い悪いではなく、都会ではこうでないと生きにくい環境だったのかもしれないと感じます。

都会と今の環境とのギャップは凄く、まだまだこれからはっきりと実感していくのでしょう。
ここの関係性の濃さ故に戸惑うことも今後きっとあると思いますが、この関係性こそが本来の姿だと感じます。

すべてを明け渡して生きてみたい、と強く思ってきました。
自分が存在しているこの宇宙(自然)をもっと理解したい。
ここ屋久島で、この仕事ができる事が幸せです。
仕事や生活、すべての一瞬一瞬が、すべてと繋がっている。
だから一瞬一瞬を大切にしたいです。
これが屋久島に来ての抱負です。
どうぞよろしくお願いします。
by office-manatsu | 2009-04-15 16:01 | 旧スタッフ

『六ヶ所村ラプソディ』

ここ数日、良いお天気が続いています。
去年から周りのガイドさんから「私は雨女」と言われる為
雨が降っている時に会うと私のせいにされますが
晴れている時には誰も何も言ってくれません・・・
明日はツアーで山へ行く予定ですが、明日の天気予報は・・・
あ、雨マークが出ていますね・・。

さて。話しは変わりますが、4月22日はアースデイ。
「アースデイ」聞いたことありますか?
知らない方はこちら→以前ブログで書いています「4月22日はアースデイ/06.4.20」「しあさってはアースデイです/07.4.19」
地球、それと関わる自分や周りの人、生活・・等を
考えて行動につなげませんか、という日です。

これを機に私は青森県の六ヶ所村についてここで書いてみようと思いました。
青森県の六ヶ所村では、原子力発電で使った燃料から
プルトニウムを取り出すための再処理工場が建てられ
本稼働に向けて試運転されています。
本当はすでに本稼働されている時期だったのですが、度重なる事故の為
延期に延期を重ねて現時点では今年の9月からという予定になっています。

私は一昨年の冬に東京で『六ヶ所村ラプソディ』という映画を見ました。
その六ヶ所村再処理工場に関わる地元の人々、
賛成する人、反対する人、様々な立場から再処理工場を見る
ドキュメンタリー映画です。

再処理工場が出来ることで収入源が出来ること、
農家の人たちは影響を受けお客さんが減ってしまうこと、
今さら反対しても無駄だと諦めてしまっている人、
イギリスでの事故後の影響について・・・
再処理工場の稼働に対して反対だ、賛成だ、という映画ではなく
こういった状況にあるということを教えてくれる映画です。

私はこの映画を見て、もしもその場で私が生活していたら
もしもその土地で作られた農作物が売られていたら
それを食べるだろうか?と考えました。
こども達にほんとに美味しいトマトを食べさせたいと言う農家の人、
田んぼに出て自分の稲を本当にかわいいと思うと話した人
彼らのことを考えると「買えない」と口に出すのは
胸が詰まる思いがしました。
だけどやはり例え少量とはいえ、放射能を浴びた食べ物を
私は食べたいと思いません。

街頭でインタビューをする際、50代の男性が
「年だからもういい!」と言い放つシーンがあります。

私は自分に何が出来るのか、遠く離れた屋久島にいて
自分が出来ることはあるのだろうか?
・・考えてもまだ答えが見つからないままです。
映画の中では賛成も反対もしない人は結局は賛成だ、というシーンもあります。
黙ってその動きを見ているだけだから、です。

今年のアースデイをきっかけにもう一度考えようと思っています。

『六ヶ所村ラプソディ』は自主上映の形を取っているので
いつでも上映されているわけではありませんが
まだ各地で上映されています。
上映スケジュールはこちらです
機会がありましたら皆さんもぜひ見てみてくださいね!

映画に出てくるきれいなチューリップ畑。
うちでは一輪だけですが花が開きました。淡い赤色でした。
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by office-manatsu | 2009-04-12 16:39 | 旧スタッフ

つぼみが花開く時

一昨日昨日とよーーーく雨が降りました。
一昨日の宮之浦岳日帰りトレッキングでは
一日中シャワーを浴びているようで
指先はふやけて梅干しの種のようになっていました。

今日は朝から晴れです!週間天気予報も久しぶりに
しばらくはお日様マークが続いていて心も晴れ晴れとします。

先日写真を載せたチューリップももうすぐ花を開きそう。
このお天気が続けば今週中には開くでしょうか?
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今日は私の友達自慢を少しさせてください。

大学生の時、私はワンダーフォーゲル部に入っていたのですが
その時の友達でずっと漫画家を目指している人がいました。
初めて屋久島へ来た時も、山へ行く時も、京都を180km歩いた時も
私が屋久島へ引っ越して来てからも何度か遊びに来てくれた
とても長い時間を一緒に過ごしている大切な友達です。

小さい頃からずっと漫画家になりたいと思っていた、という話しは
大学生の頃からよく聞いていた話で、「なりたい」というよりは
『なる』と言い切っていたような気もします。
一体どこからその自信が来るのか・・とも思いつつ
でも卒業してから東京へ行きバイトをしながら漫画を描き続け
着々とその成果を出しているようでした。

今度雑誌に載る!というお知らせがきたり
賞をもらった!というお知らせがきたり・・・
そして今、ビックコミックスピリッツで連載が始まっています。
屋久島ではこの週刊誌をまだ見掛けていないので
私自身は読めていないのですが・・・。

どこかでこうして頑張っている友達がいることは
ほんとにいつも励まされて私も頑張ろうという気持ちになります。
親バカでなく・・友達バカ?と言うのでしょうか?
でももしどこかで目に止まったら、機会があったら
是非読んでみてください!

毎週月曜に発売されるビックコミックスピリッツに載っているようです。

『SEED』今井大輔

私のチューリップみたいに花が開いていく瞬間。
喜びを大声で叫びたい気分です。

今井くんのホームページはこちらです→ 水素
「写真」のところに私が映っている物もあります。
・・さて、どれでしょう・・?
by office-manatsu | 2009-04-06 09:40 | 旧スタッフ