ツチアケビとナラタケ--居候植物の世界。島の南に位置するこのコースの歩き始めは、隣の旧植物園から逃げ出したビロウやモンステラなどの亜熱帯植物の茂る二次林となっています。 キノコや菌類の仲間も目に付き始めます。 その果実を割ってみると小さい種がたくさん入っていました。 ツチアケビの太い根には、ナラタケという木材を腐らせて栄養にするキノコが、陥入していて、ツチアケビの太い根をエサとするみたいです。しかし、後にナラタケの菌糸束は、ツチアケビに消化され、ナラタケが森から集めた養分を吸収し、奪い取るらしいのです。まさに「肉を切らせて骨を断つ」です。 ツチアケビのような無葉緑植物は、菌類の豊富な、健全な森が機能している生態系に居候している植物なのです。
by office-manatsu
| 2012-09-22 14:47
| 真津 昭夫
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