秋も深まり屋久島の森は静寂を取り戻しつつあります。

最近、屋久島もグッと冷え込んで朝フトンから出るのが辛い時期になってきました。カレンダーは11月に突入し、縄文杉コースも毎日平均で200人、300人はいた登山客も100人前後になりました。あれほど賑わっていた縄文杉コースも静寂を取り戻しつつあります。登山客の少ないトロッコ道には、人に変わってヤクシカの親子が悠々と歩いていました。
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今回は、そんな縄文杉コースにMさんと一泊二日のトレッキングキャンプを楽しんできました。この時期の縄文杉コースは紅葉が見頃でヤクシマオナガカエデやコハウチワカエデなどの赤色や黄色に紅葉した落葉樹をよく見かけます。屋久島の場合、秋に紅葉する落葉樹が少なく、ほとんどが一年中緑の葉を付けている常緑樹の森なので、紅葉した落葉樹にどうしても目を奪われてしまいます。特に苔むした屋久島の森には紅葉した葉がよく似合うんです。
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秋と言えば紅葉の他にも秋の味覚でもあるキノコですが、トロッコ道で星形のかわいいキノコとも遭遇しました。ツチグリというキノコで真ん中にある袋をつつくと粉状になった胞子が飛び出してきます。面白くて何回もやってしまいます。また、湿度により皮を閉じて丸くなったりしてキノコの晴雨計とも呼ばれたりもします。
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今年もあと残すところ、あと一ヶ月ちょっとです。今年、縄文杉に登れなかった方は今の時期が穴場かもしれません。是非、静寂な雰囲気に包まれた縄文杉に会いに来てください。
by office-manatsu | 2014-11-21 09:55 | 石我 晋太郎
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