台湾ーもう一つの視点

お久しぶりのひろこです。
台湾、行ってきました!!!

今回、台湾の森もすばらしかったですが、その事後報告は資料室に後々作りますので
その話は別とします。

研修を無事終えて、台北へ向かう帰り道、礁渓という温泉地にて1泊した時のこと。
町までいく途中、田んぼがたくさんあった。田植え前の水を張った田んぼをよく見ると、ものすごく汚い!下水が田んぼに流れているところもありうっすら油の膜が張っている。
途中、移動中に寄った果樹園(そこはキンカンの産地)も汚くて、畑のまわりにプラスチックやゴミなどが散乱していた。買ったキンカンを白いタオルで拭いてみるとタールのような油っぽい汚れで黒くなった。ぞっとした。ハンダマの生産も盛んだったが、ほったらかしてもぐんぐん増える雑草みたいな植物に、丁寧に消毒をしている農夫も見た。保護区内もゴミがたくさんあり、驚いた。いったいこの状況はどうなっているのだ?

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保護区内のゴミ捨て禁止の看板。でもゴミはたくさん落ちていた。(出演:加地さん)


私は研修後、台北に3日くらい残ったのだけれども、川に直接生活排水が注いでいたり、食堂では皿がすべて紙皿、割り箸。食べ終わった客の食べ残しとか紙皿とかペットボトルとか全部をざーっとポリバケツに入れて捨てる。メンテナンスされていない車の排気ガスなど、町の状況はそんなカオスだった。

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よく見ると家庭排水が直接川に注いでいる。その川で泳いでいる人、皿を洗うおばさん、歯磨きをするおじいちゃん・・・。







私は環境問題に対して行動派ではないけれども、最終日に近づくにつれて、口に入れるものすべてに疑問を覚えてしまった。そういうわけで、今回の旅行でとくに印象的だったのは、中華系の人々の環境に対する意識がまだまだ追いついていないということだ。日本も環境先進国に比べるとまだまだだなあと感じられることがしばしばだが、台湾はそれ以上に衝撃的だった。

以前、上海に住んでいる友人から教えてもらったHPがある。大陸・中国の環境は一体どうなっているのだと疑問がある方は、ぜひこのサイトをご覧下さい。ブラックユーモアだと思いたいけれども、これが現実です。
http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html

それでも一人が変われば周りも変わると信じたい。


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平渓という古都で。家の壁に書かれた古い壁画。
掃除をしている人の側から後ろでゴミを捨てている。思いやりを持ちましょうとのスローガンだ。
by office-manatsu | 2006-02-27 16:55
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