2006年 09月 18日 ( 1 )

旅する畑 -畑ジャーナル9

こんにちは。
秋が近づき、そわそわし始めたひろこです。
秋は屋久島にとって畑をするには一番よい時期だからです。

そういえば、夏の収穫物のご報告。
以前、ブログでも紹介した「レモンキュウリ」の2年目の自家採取の種、
この土地に適応していますとの報告しましたけれど、
今年は5月の長雨ですべてやられてしまいました(ToT)!!
さい先はよかったのですが、毎年条件が違うので難しいですね。
その他は、トウモロコシ、ゴーヤ、ヘチマ、バジル、空芯菜、四角マメなどなど。
ぼちぼちひとりで食べる分には十分でした。

秋まきの種を植えるべく、畑の草刈りをしていると、
ふと、私が畑をやるのは、思い出を今によみがえらす行為なんだと思いました。

今年、ようやく実ったハバネロ唐辛子。
フランス滞在中、家出した折りに世話になったナイジェリアの女の子が作ってくれたまっかな
トマトライス。その皿のわきにオレンジ色のハバネロが半分添えられていた。
一口かじっては、トマトライスを3口ぱくぱくと口に運ぶその子のまねをして、
ハバネロを一口かじってみたら、あまりの辛さに涙が止まらなくなって、2人で大笑いした。
そして、その後私はものすごく泣いたんだった。辛すぎて、というのと、
現実の厳しさにうちひしがれて。
そんな記憶と共に、今年ハバネロを自分で作ることに成功した、ということは
収穫のため、というよりも思い出のためなんだろうと思う。

白いゴーヤも前回オフィスで台湾に行ったときに花市で買った種で、
台湾でのひとときを思い出したりする。

思えば、旅の記憶が今の私の畑を形作っているのかもしれない。
若い頃に旅したアジア、滞在したフランスで見たことのない食材に私は胸ときめかせていた。

旅先で種を求めて帰ってきたり、遠い彼の地にいる友人に種を送ってもらったり
しなが畑にその風景をよみがえらせていく。

旅する種には思いが宿り、畑にもそれが反映する。
その種は花咲く頃、収穫の頃、旅先で会った人や場所、におい、風をそっと私の元へ
運んでくれる。

旅をする畑、追憶の畑。それが私の畑。
収穫量は・というと・・(ギモンです)

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                             夏の収穫物たち
by office-manatsu | 2006-09-18 17:08